Wallarm Node 5.0: Goベースのスタックによるパフォーマンスの向上

大手サイバーセキュリティー企業Wallarmは、最新のアップデートであるWallarm Node 5.0を発表した。このメジャーアップデートは、Wallarmデプロイのパフォーマンスとスケーラビリティーを強化し、ユーザーにさらに効率的で堅牢なソリューションを提供する。

Wallarm nodeをRubyベースの実装からGoに再設計したことは、今回のアップデートの重要なハイライトの1つだ。この移行により、より高速で、よりスケーラブルで、リソース効率の高いソリューションが実現し、Wallarmの継続的な改善と革新への取り組みが実証された。新しいテクノロジースタックにより、ユーザーはより合理化された効率的なエクスペリエンスを得られるようになり、Wallarmのデプロイをより容易かつ効率的に管理できるようになる。

新しいテクノロジースタックに加えて、Wallarm Node 5.0では、特にWallarm Postanalyticsモジュールで大幅なパフォーマンスの向上が実現されている。CPU使用率は0.5 CPUコアからわずか0.1 CPUコアに削減され、メモリー使用量は1秒当たり500リクエストのトラフィックレートで400 MB削減された。これらの機能強化により、パフォーマンスを犠牲にすることなく高トラフィックレートを処理できる、応答性と効率性に優れたシステムをユーザーに提供することが期待される。

このアップデートでは、統合ログや更新された診断スクリプトパスなど、ファイルシステムにも変更が加えられている。ほぼ全てのサービスのログが1つのファイルwcli-out.logに記録されるようになり、ログ管理が簡素化され、ユーザーがシステムの監視やトラブルシューティングを簡単に行えるようになった。一方、診断スクリプトは新しい場所に移動され、システムの操作がさらに効率化された。

大幅な技術的リファクタリングにもかかわらず、Wallarm Node 5.0では機能上の変更は行われていない。以前のバージョン4.10でサポートされていた全ての機能は新しいアップデートでも保持されるため、ユーザーは引き続きWallarmの全機能を活用できる。全ての変更とアップデート手順の詳細な概要についてはドキュメントを参照

出典:Wallarm


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