Wallarm(ワラーム)、APIトラフィックの可視性を向上させる強化されたセキュリティーエッジテレメトリーポータルを発表

Wallarm(ワラーム)は、Security Edge Telemetry Portalの大幅なアップグレードを発表した。このアップグレードにより、ユーザーはポータル内でインラインノードログを直接表示およびフィルタリングできるようになり、APIトラフィックをリアルタイムで可視化できる。この新機能は、オブザーバビリティーの簡素化と高速化に向けた大きな前進であり、Security Edgeのお客様にとってより強力なソリューションとなる。

テレメトリーポータルのインラインNodeログセクションにある新しいダッシュボードでは、アクセスログとエラーログの両方を確認できる。リージョン、ホスト、リクエストメソッド、nginx_status/upstream_status、remote_addr/upstream_addr、request_uri/req_idなどのファセットが組み込まれている。これらのファセットは、データセンターまたはPoPごとのトラフィック、特定のAPIまたはサービスのアクティビティー、GET、POST、DELETEなどのさまざまなリクエストメソッドに焦点を当てた詳細なビューを提供する。また、失敗したリクエストやバックエンドの問題を特定し、ソースからオリジンまでリクエストをトレースし、特定のトランザクションやセッションを詳細に分析することも可能だ。ファセットはワイルドカードと正規表現によるマッチングをサポートしているため、結果を絞り込み、必要な情報を迅速に見つけることができる。

このアップグレード以前は、Security Edgeのインラインノードログはサポートリクエストを通じてのみアクセス可能だった。しかし、この新機能により、必要な情報は全て1カ所で確認できるようになる。これにより、トラブルシューティングが迅速化されるだけでなく、全てのインラインノードを一元的に可視化できる。また、手動でのアクセスや転送が不要になるため、運用上のオーバーヘッドも削減される。

Security Edge Telemetry Portalのアップデートにより、フィルタリングレーヤーの透明性が向上する。これにより、チームはポータルから直接問題を診断し、トラフィック処理を検証できるようになる。このアップグレードにより、ユーザーエクスペリエンスが大幅に向上し、APIの動作の監視、トラブルシューティング、分析が容易になる。

出典:Wallarm